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2019-03-16

方向性がまとまらない・わからない時のためのワークショップ

ワークショップで、イラストを活用し「見える化」することはとても重要です。

PRの施策において、何をどうしたいのか、誰にどう伝えていくか等大枠が決まっている場合は、進む方向性がわかるためプランニングをすることがスタートとなります。

しかし、何をどうしたいかがわからない、社内の複数の意見が決まらない、取引先(PR会社、広告代理店など)から出てくる案に納得ができない・良いのかがわからない、などPRしたいけどそもそもブランドの方向性がはっきりできていない、、、というところで躓いてしまうことがあります。

誰に、何を、どうやって、という部分がはっきりしていないブランドのPRというのは、正解がわかりにくく、「とりあえず」担当者がやれることをやる、ということになりがちです。

そういう状況に陥っている場合は、ワークショップを実施が有効です。

「SNSの活用はいかがですか?」

「今回のターゲットは、20代独身女性はどうでしょうか?」

「テレビ広告をやる予算はないので、web広告を実施してはいかがでしょう?」

どうPRしていったらいいか?というお題目で案出しのディスカッションをすると、こんな感じの意見が出てくることが予想されます。

最終的に、20代独身女性に向けて、SNSの活用とweb広告を実施することになっても良いと思いますがこれをまとめただけですと、実施することが目的になってしまい、良いブランドづくりを育てつための次のステップに進むことが難しくなってしまいます。

そのためにも、ワークショップを行い、プロジェクトに携わる人が共通認識でブレない基本を設定し、PDCAを回せるようにしていくことをおすすめします。

ワークショップを実施するためには、ファシリテーターの存在が必須となります。広げてまとめて、広げてまとめて、、、を繰り返し、最終的には目指すべきものを取りまとめます。

先日、あるプロジェクトで、ファシリテーターを務めさせていただきました。

すでに外部から提案された案があったのですが(その案自体は、決して悪いものではありませんでした)、なぜそれが良いのか?ということにプロジェクトメンバーが腹落ちができず、何度も同じプランを別の角度から提案され続ける、ということになっていたため、一度頭の中をリセットするためにもワークショップの実施を提案させていただいたのです。

ファシリテーションをするにあたり、結果、こんな感じにまとまるかな、、、と私なりに想像しつつ、ワークショップの準備をしていたのですが、全く予想外の方向に進み、途中内容を変えるなどの対応もしながら、最終的には新しいコンセプトをまとめることができました。

比較的、これをやりたい、こうしたらいいと思う、など自分から案を放出し続ける立場であることの方が多いので、意見を全く出さずに参加者の意見だけでまとめていく、ということはまた私にとっても新鮮な感覚になりますし、そのブランドをより深く理解できる良い機会となります。テーマ設定をする時は、どうしたら相手が、心の中を見せてくれるかな?と引き出す能力にチャレンジしているような感じですね。

うまく社内で意見がまとまらない、どうしたら良いかわからないなどのことがあれば、再度スタート地点に戻る感覚でワークショップを取り入れてみてください。

もちろん、実施方法のご相談や、ファシリテーションも受け持つこともできますのでお気軽にご相談ください。

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