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2019-09-08

自信がなくても好きなことは絶対に手放さないで正解

24歳の時に携わったブランドのノベルティをしげしげ眺めました

自分のクリエイティブを見返す機会が訪れました

人生は選択の繰り返しであって、大きかったり小さかったりするけれども常に転機が隣り合わせにあります。私はそういういわゆる変化のタイミングをいうものを比較的人より多く経験していますし、面倒臭いなぁと思いつつも刺激的なものを求めて常にどこかに向かっている性分なのです。

そんな私にとって、過去を見直すべき機会がこの夏に訪れました。

具体的な話は控えますが、尊敬に値するクリエイターの方達と話をする機会に公私共に恵まれた、ということです。それも複数名、中には私が昔から憧れていた方や、まさに今世界的にも認められいる方、私と同世代でまさに10年苦労を重ね成功を手にした方など、幅広い一流の方達と、です。

広告関連の仕事をしていると、制作物を作り上げる中で多くのプロフェッショナルの方とお仕事をする機会がありますが、さすがに、少し自分の感覚が麻痺してしまうのではないか、と思うほど、まさに雲の上の方達とみっちりお話をするようなことがこの1、2ヶ月の間に訪れ、とても嬉しい反面この素晴らしい機会がたった一夏で終わることも寂しく、一年に一人くらいのペースで出会ってくれればなぁと思ったりもしました。

こんなことがあったので、自分の中で長年眠らせていたクリエイティブの能力について少し振り返りました。

昔の自分が目指していたものは

私自身は企画をしていく立場であり、いわゆるクエイティブな仕事(カメラマン、アートディレクター、デザイナー、イラストレーターなど)をしてくれる方へお仕事を発注をしたり、共に作り上げていくことを仕事をしている立場でありますが、若かりし頃は、自分の持つクリエイティブの力がいつか何者かになれるんじゃないか、という思いも持っていました。

でも、普通の文系の大学を出ていたことや、20代前半に一流のクリエイターの仕事を目の当たりにする機会があったということもあり、自分にはその力がない、到底彼らには及ばない、というある一種の諦めのような感情を早い時期に抱いてしまったということも事実でした。

ただどこかで子供の時から温め続けていた「創りたい」という感情が捨てきれず、もどかしさを抱きながら傷つかない程度に、そんな感情を押し殺して日々を忙しく過ごして、気がつけば、創る人へ仕事をお願いする立場になっていたのです。

そもそも、「クリエイティブ」って何なのか、それもよくわかっていなかったような気もします。小学校・中学生頃の夢は漫画家になること。でも、それは今思い起こせば、そうじゃなくて、なんとなく絵を描いていたいけど、絵を描く職業が漫画家以外に思いつかなかった、というのもあります。

引っ張り出してみたポートフォリオ

2019年の夏の今、改めてプロフェッショナルな人たちの生の作品を見たり、実際に会話をしていくことを通じて、自分が過去に作ったものを引っ張り出してみようと思ったのです。

イラストや、携わったブランドの販促物、ウィンドウディスプレイの写真、ポスターなど、全てを保管していたわけではないので(しかも多くをすでに処分していた)すぐに取り出せるものだけではありましたが、可能な限りざっと目を通してみました。

その当時は、頑張って作ってはみたけど、、まぁこんなもんだよね、所詮私の作れるものってこの程度だよね、という感覚のクオリティだと思っていましたが、改めて見て、その自分の作品たちの良さに、正直驚きと感動があることに気が付いたのです。

私一人で作ったものだけではなく当時の職場での先輩たちからのアドバイスを受けて作り上げたものであったり、予算内に収まる範囲で最高のものを作り上げたもの、完全に自分の頭の中を表現したものなど、物によって背景は色々ではありますが、昔の自分が創り上げたものに変わりはありません。仕上がりの質が高いかどうかということではなく、発想力の豊かさとか、作り手(私)の能力の伸び代みたいなものを感じたというのが率直な感想です。そこには、若さゆえに、ものすごく楽しいはずなのに、でもその創り出したものに対して100%自信が持てない自分がいたという感覚をふと思い出して、少しセンチメンタルな気持ちになりました。

今だからこそ客観的に見えることなのですが、当時の私が持っていたクリエイティブの可能性は少なくとも、ゼロではなかったということ。それと、たくさん悩んできた10年間であったけど、やっぱりこうやってクリエイティブに携われる仕事を手放さずに歩んできてくれた自分がいて、本当によかったな、と思えました。

10年前の自分に伝えたいこと

公言していますように、私は結婚・出産・離婚という大きなライフステージの変更を経験しているので、振り返れば20代から30代にかけての10年間は、ある意味、好きなことをしていることにすら罪悪感があった気がします。例えば、離婚を考えた時に、田舎でも安定して生きていけるように看護師の資格を取るべきか、とか考えたりもしました。もちろん、その選択もありだとは思います。

でも、若い頃に夢を見ていた「クリエイティブの仕事」をしている「何者か」になれる事、という可能性を捨てずにやってきて本当によかったとこの夏、感じました。じゃあ今すぐに何かを創る人になろう!という暑苦しい考えはありません。でも、この見直すきっかけがあったおかげで、絵を描くことをまた始めてみることができたのです。まだまだ人に見せられるレベルでもないし、あくまで趣味範囲のことではありますが、自信を持てなかった昔の自分に、「大丈夫だよ、あなたが好きなものを信じていけば何も心配ないよ」と今だからこそ言ってあげられる立場になれたことは、とても大きいことだと思っています。

年を重ねることで夢を見ることができなくなるのは仕方ないかと思いますし、それ自体に対して否定的には思いません。でも若いからこそ、好き・楽しい、と思っていた感覚は、ある時に呼び戻してあげることで過去のコンプレックスや自信のなかった自分、挫折感を捨てきれなかった自分を克服できるのだと思いました。

クリエイターの方達の仕事は、あと一年くらいは続いていきます。憧れの彼らたちが、私との一緒に仕事を楽しんでくれるように、精一杯、愛を込めてゴールまで導いていきたいと思います。

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